今日のメモ帳
もし自分の土地から不発弾が見つかったら
民法の規定によると、
地中から発見された「物」は、
真の持ち主が6カ月以内に現れなければ
発見者の所有物になります。
当然、不発弾の持ち主なんて
現れませんから(米軍?)、
発見してしまった土地所有者の
所有物になるそうです。
いや、いらんし。
仮に「欲しいので庭に置いといて下さい」
って言ってもアカン言うやろ、みたいな。
実際、撤去費用(数百万円)を
市から請求されて
裁判になった事もあるのだとか。(*_*)
明治大正生まれ
大正時代は大正15年(1926年)までです。
大正生まれの男子は、
6.4人に1人が戦争で亡くなっています。
まさに激動の時代です。
大正生まれの方々は、1945年の終戦を、
19歳~34歳で迎えた事になります。
青春真っ只中から働き盛りまでの方々が
焼け野原で過ごす事になりました。
そして、何もない焼け野原から
新幹線が開通する1964年まで僅か19年です。
この年は東京オリンピックもありました。
戦後の高度経済成長を支えた世代は、
紛れもなく明治大正時代の方々であり、
とても誇りに思います。
そしてその方々の教育を担った,
明治時代以前のご先祖様にも
感謝しかありません。
2018年に大正生まれの祖母が亡くなり、
身内に大正生まれがとうとうゼロになりました。
お正月のお年玉を笑顔でくれた祖父母も、
自身の幼少期には貰ってないはずなのに、と思うのです。
凋落していく日本、
しっかりせえ!と言われそうです。。
観音像の解体工事
先日、大好きな淡路島に行って来ました。
今回は、とある建築物の解体現場を
見学するのが目的でした。
淡路島の国道28号線沿いには、
大きな観音像があります。(高さ100m!)
これは、淡路島出身の実業家によって、
故郷への恩返しの意味で建設されました。
当初は観光施設として、大変賑わいました。
しかし、その後は入場者数も伸び悩み、
いつしか閉鎖され放置→老朽化しました。
所有者は既に亡くなり、
この観音様も相続が発生しましたが、
遺族は「相続放棄」しました。
つまり、いらないという事です。
国の所有となり、解体される事が
決まりました。
竣工は2023年春との事。
現場に訪れてふと思った事は、
①よく建築許可が下りたなぁという事。
巨額の建設費だった事は想像出来ます。
政治や利権が動いていた事でしょう。
②阪神大震災によく耐えたなぁという事。
これは技術の高さに拍手するしかありません。
そして最後に、
③これを私費で建設出来るほどの実業家が
なぜこうなる事(いつか解体)を
想像出来なかったのか、という事です。
宗教施設の建設という事で、
節税の意味だったのでしょうか。
①の疑問と繋がっている気がします。
高さ100mの観音様を相続する人って
ほとんどいないと思いますが、
一般的な建物を相続する人は多いと思います。
この観音様を見学して、
建物を相続する事の本質を
見つめ直しましょう!
最後に夕焼けの一枚。小豆島が見えます。