今日のメモ帳
御伽衆(おとぎしゅう)
御伽衆(おとぎしゅう)とは、
室町時代末期から江戸時代にかけて、
将軍や大名に仕えた「喋り」のプロです。
将軍や大名を楽しませる為、
政治経済や歴史に文化、その他いろいろな逸話を
おもしろおかしく喋って楽しませながら、
勉強にもなる有意義な時間を提供しました。
戦国時代には、織田、北条、毛利、武田といった
戦国大名に大流行したようです。
豊臣秀吉は御伽衆が大好きで、
何十人と召し抱えていたとか。
きっと、喋りが巧みで無ければ、
「ふぁ~オマエの話はつまらん、もう下がっておれ」
となるわけです。
御伽衆で有名なのは、
豊臣秀吉に仕えた「富田知信」です。
元々は剛の者として鳴らした武将ですが、
その弁舌の巧みさから、
豊臣家の外交官としても名を馳せました。
戦国時代の外交交渉はまさに命懸けでしょう。
どんな喋りをしたのか、聴いてみたいものです。