今日のメモ帳
大黒屋光太夫という男②
①のつづき
光太夫(こうだゆう)と船員16名は、
太平洋を7ヶ月間漂流し、
アムチトカ島に辿り着きました。
極寒で不毛の地のアムチトカ島には、
わずかな先住民や毛皮収穫の為に滞在している
ロシア人の商人が住んでいただけでした。
当時のロシアは、イギリスと並ぶ世界2大強国の一つで、
毛皮税という非常に過酷な税がありました。
光太夫ら一同は、もちろん日本に帰りたいと
思っていたので、
ロシア商人の迎えの船が来て、
とりあえずロシアに行く事に期待したようですが、
その迎えの船すら難破したようです。
絶望だったでしょう、極寒の地でもあり、
ここで仲間がバタバタと死んでしまいました。
つづく