今日のメモ帳
墾田永年私財法⑤
④の続き
墾田永年私財法によって、
「武士」が現れました。
武士は、最初は田んぼの警備員だったのです。
墾田永年私財法を改めて見てみると、
民衆に無償で土地を与えるという
画期的な法律ですが、
田んぼを荒れ地から開墾するには、
大変な苦行である事が分かりました。
そして、水を巡る争い。
現代では蛇口を捻れば、
飲み水が止めどなく出てきますが、
こんな幸せな事はありません。
現代の日本では、
耕作放棄地や所有者不明の土地を
全て合わせると、
九州の面積に匹敵すると言われています。
かつてご先祖様が一生懸命に耕した土地が、
大量に余っている状態なのです。
墾田永年私財法をよく見てみると、
先人の偉大さがよく分かり、
それと同時に申し訳無くも思うのです。(*_*)